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練肉編
@原材料 A仕込み B練肉 C調整 D熟成 E出荷
ビーズミルとは…分散機の一種で、円筒形の縦、もしくは横型の密閉式容器内に入っているビーズ(金属やセラミックでできた球体。球の直径は使用目的に応じて様々なものが使用される。)が円筒形容器自体や、容器内にある魚の骨状の羽根の回転に伴い攪拌されます。このビーズが凝集している顔料にぶつかる衝撃により、顔料をビヒクル内に細かく均一に分散させます。
ロールミルとは…三本のそれぞれ回転数、回転の方向が異なるロール(主に金属製)が組み合わさってできている分散機の一種です。回転速度・方向の違う三本のロールの間にインキを通すことで、顔料などの固形分をビヒクルに分散させます。

練肉とは、仕込み段階でビヒクルに顔料等の固形分を粗分散させたベースインキを、ビーズミル・ロールミル等と呼ばれる分散機を用いて、凝集している顔料をビヒクルに均一に分散させる=濡れを良くする工程のことです。一般に、濡れが良いと印刷したときの着肉が良く、がさつきが少なくなり、印面に艶がでます。特に平版印刷においては他の印刷方法よりも印刷時のインキ被膜が薄いため、分散や濡れが不十分ですと適正な印刷に支障をきたすことがあります。



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